こんにちは、きーです。突然ですが「CASEC」(キャセック)って何かご存知ですか?
きっときっと「は?」て感じですよね。かく言う私がそうでした。
本日はこの「次世代型」な英語テストを突然受けてみたお話です。何故突然受けたかと言うと、私の勤める会社研修の一環に英語テストが導入されておりましたが、うっかりお知らせを未読スルー。受験締め切り日の直前リマインダーメールにより、初めて気付いたからなのでした。お粗末な理由です…。
受けてみた実感として結論から言うと、TOEIC(R)やTOEFL(R)よりも受けやすく、テストとしてはかなり快適なものでした。そしてちょっと楽しかったかも。
CASEC(キャセック)とは
英検が基礎開発し、現在、株式会社教育測定研究所が開発・運営している インターネット上で受験できる英語コミュニケーション能力判定テストです。 視力検査のように、解答の正解・不正解にあわせて問題が変化するため、 短い時間で正確に英語力を測定できます。 全国の大手企業や有名大学・中高等、約1,000団体以上が導入しています。
この「視力検査の様に」ってところが本当に言い得ていて、受験者のレベルに合わせた問題が出される為、やたらに難しい問題や、簡単な問題を解く必要が無い!ちょっと面白いテストですよね。
CASECの特徴はこんな感じです。
・約40〜50分ですぐ結果が測定される
・いつでもどこでもネット環境があれば受験が可能
・TOEIC(R)スコア・英検級の目安もすぐ分かる
・受験者のレベルに合った出題がされる
・最新のテスト理論に基づいた高い判定精度
英語レベルを証明する必要があるけど、TOEIC等のテストを受ける時間が無い時などにも活用出来るテストです。
当初は「なんじゃこりゃ」と思いながらも受験したこの感じ、気持ちがアツい内に書き記しておきます。w
CASEC(キャセック)のテスト問題構成
CASECのテストは4分野で構成されています。
セクション1:コミュニケーションに不可欠な「語彙の知識」 |
問題:空所補充 解答:4肢択一 問題数:16問 配点:250点 解答時間:90秒 |
日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの中で実際によく使われる語彙の知識を測定します。
セクション2:コミュニケーションに不可欠な「表現の知識」 |
問題:空所補充 解答:4肢択一 問題数:16問 配点:250点 解答時間:90秒 |
日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの中で実際によく使われる表現の知識およびその用法を測定します。
セクション3:「リスニングでの大意把握力」 |
問題:リスニング 解答:4肢択一 問題数:17問 配点:250点 解答時間:60秒 |
日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの会話やニュース・機内放送などを聞き、その内容の大意を理解する能力を測定します。
セクション4:「具体情報の聞き取り能力」 |
問題:リスニング 解答:書き取り 問題数:11問 配点:250点 解答時間:120秒 |
日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの会話などの多い情報の中から、コミュニケーションを図る為の、または内容理解のキーポイントとなる具体情報を聞き取る能力を測定します。
自宅で一人で受けられますが、問題毎に制限時間が設けられる為、カンニングしている時間も無いですね。でもテストを始めるのも自分のタイミングですし、セクションが終わり次のセクションに移るのも自分のタイミングで良いので、トイレに行ったりする余裕があるのが良かったです。
CASECテストを受けてみた感想「ゲームみたい」
久々のテストで自宅と言えどドキドキしながら受験。英語のテストと来れば普段なら1ヶ月前から勉強し、単語を詰め込んで挑みます。でも今回は何の事前準備も出来ず無防備な状態で受ける事に軽くショックを覚えながら、腹を括ってスタートしました。
セクション1から問題を解き始め…あ、そんなに難しく無いかも。と思って数問進めていくと、急にグッと難しくなりました。「おお。これが視力検査の様に解答に合わせ問題が変化するというやつか…」新たなテクノロジーを味わいます。
「やば。全然分からん」全く自信の無い問題の解答に悩み、時間切れになる前にエイヤと選んだ後、その後の問題がちょっと簡単になると「間違ったかぁぁぁ」と悔しさが込み上げ。これ、人工知能との腹の読み合い合戦でもありました。
セッション4は空欄を埋めていく「書き取り」式の問題。1問、ネイティブ発音で全く聞き取れない問題がありました。もうこれは絶対に間違った確信のある1本。テストを受けた体感として、多分間違うと、次の問題に移るまでちょっとした一瞬のタイムラグが発生する気がしていましたがこの1問の後、このテスト内で一番長い(実際は一瞬ですが)タイムラグある切り替わりを味わいました。「ダメだ…完敗。」
そんなこんなでテストを終えましたが、普通のTOEICを受けるよりも人工知能の動きを読んだりする妙な盛り上がりがあり、ちょっとゲーム感覚の高揚感がある事に気付きました。途中トイレに立った時間も含めて50分程度で終了。TOEICなら2時間、TOEFLなら3時間張り付きのテストに比べたら、かなり手軽に受けれるテストに感じました。
CASECテスト終了後、結果が速攻で出る潔さ!
テストが終わったら、その場で結果が出ました。はやっ!
こんな画面で、各スコアの点数とCASECの点数、そしてTOEIC(R)、TOEFL(R)、英検級に換算されたスコア目安がサッと表示。いや〜結果がすぐ分かるのって気持ち良いです。TOEICの結果とか結構待たされるじゃないですか??あの待ってる時間の事とか考えると、なんてお手軽なんだろうかと感じました。
私が直近で受けたTOEICは2018年。その時は730点でしたが、やはり下がってました…。テストって受けるからには前回の点数より上げたいものなので、やっぱり残念でした。でも、3年経って無防備で受けても25点しか下げなかったから、健闘したって事にしとこ!
とは言えこの経験が、英語を再学習する気持ちに火をつけたのは間違いありません。
それでオンライン英会話をまた受講する運びになったのでした。うおー!
マイページで即ゲット出来る、充実のスコアレポート群!
このCASEC、テスト終了後に結果を速報的に出してくれるのですが、より詳細なスコアレポートも出してくれるんです。
「CASEC Official Score Report」は、結果とレベルが分かりやすく表示され各種証明に使える感じです。また各分野の英語成熟度詳細が確認出来る「Performance Feedback」もあり、こちらは更にスコアレポートの詳細が書かれています。そして「CAN-DO」というテスト結果から導かれる”英語で出来る事”の詳細等がびっしり書かれたレポートが。テスト終了後、個人ページには上記のデータがPDFでダウンロード出来る様になっておりました。しかも日本語と英語両方でダウンロード出来ます!
テスト結果としてはかなり充実した内容が得られました。
ちょっと驚き〜でもこんだけ詳細に診断されると、自分のレベルが可視化されてスッキリします。今の英語レベルも「〇〇が出来る」という表現なので、読んで落ち込む事も無いのがまたナイスでした。
まとめ
オンラインでいつでもどこでも受験出来る新形態の英語テストCASEC。これもコロナ禍だからこそ需要が生まれたテスト方法なのでは無いかと思います。うちの会社も今までは英語と言えばTOEIC受験でしたが、今後はこのCASECに変わっていくんじゃ無いかと。個人的には受験時間も短く、時と場所も選ばず受けれるこっちの方が断然いいですね!そして、受けた後「勉強してまた暫くしたら受けてみよっ」と思えるさっぱりとした気安さ。個人でも一回3667円(税込)で受けれる手軽さ。これからどんどん主流になってくテストのスタイルなんじゃ無いかと思いました。
結果には全然満足して無いので、学習再開したオンライン英会話でどれだけ英語力が上がるのか。またこのCASECを再受験して確認してみたいと思います!今の英語力がどれ位か確認したい人、次世代型の英語テストを体験してみたい方はこちらから受けられますよ。履歴書で資格欄に直近の英語テスト結果書きたいという人にも使えますね!ゲーム感覚で一度お試しあれ〜♪